鶴見区(つるみく)

○放出(はなてん)/大阪市鶴見区放出東 
 
   
▲板塀と漆喰で路地も美しい  ▲サービス定食(700円・赤坂) 
庄屋の面影が見られます
 古代から中世にかけて湖沼を含めた大湿地地帯でした。このあたりは,水を抜くための放出口に当たることから名付けられたとか。そのため難波と河内,大和を結ぶ水運の要でもありました。同時に干拓が進み江戸時代は農村地帯。特に河内レンコンは特産品でした。『摂陽群談』には読み方を「ハナチデ」とふりがなを付し、「世俗方天と称す」と注記しているので、同時に「ハナテン」という転訛した読み方もあったものと推定されます。
中高野街道沿いの集落
 中高野街道沿いの集落でもあります。京街道の守口宿から分かれ平野を経て西高野街道に合流するまでですが,守口-平野を放出街道と呼ぶ場合もあったようです。 
感動度★★★
 もう一度いきたい度★★★
 交通 JR片町線(学研都市線)放出駅から徒歩15分
 

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