燕市(つばめし)

 ○燕(つばめ)/燕市秋葉町
 
   
▲すずらん通り商店街は大型の古民家が軒を連ねていて見ものです 
 ●大型の切り妻型住宅群
 市内には幾つかの商店街がありますが,すずらん通り商店街が見ものです。特に秋葉町1丁目交差点付近が大型の切り妻屋根のある建築物が見られます。また破風に工夫された建物もおもしろいです。いずれも現役で、実際に使われています。
江戸時代、和釘の生産からスタートしました
 戦国時代は津波目(つばめ)と書いたようです。江戸時代にはいると、3日、8日に六斎市が開かれるなど在郷町として発展します。「つばめ村」、「燕村」 などの表記が登場します。また金物の生産地と知られ、江戸から職人を招くなどして、農間余業としてスタートしました。その後、若狭国・小浜と並んで和釘(わくぎ)生産の中心地となったのです。和釘というのは、日本独自に発達したクギで、古建築や仏像などの修復に利用されます。
 感動度★★
 もう一度いきたい度★★
 交通 クルマは道端の無料駐車場に停めました
 ○下町(しもまち)/燕市吉田下町
 
   
  ▲旧今井銀行/国の登録文化財 ▲今井家西洋館/国の登録文化財 
国の登録文化財もあります
 下町通りを歩いていますと,洋館が目に付きます。すなわち今井家の住宅なのです。吉田町(旧)を語る場合,今井家を外すことはできません。近江(現・滋賀県)の出身で,初め菅田姓を名乗り小国氏の会津移住後,吉田村に移りました。
江戸時代初期は長岡藩の中心地
 江戸時代初期の吉田は,藩の政治,経済の中心地で,長岡潘に対して“才覚金”を上納するまでに力を付けたそうです。その後,酪農,養蚕,洋食器,ラケットの製造,小売業,味噌,醤油など幅広く手がけ,戦後の困難な時期を乗り切ったとか。最近,多くの建築物が国の文化財に登録されています。
 
感動度★★
 もう一度いきたい度★★
 交通 クルマは道端に停めました