多摩市(たまし)

一ノ宮(いちのみや)/多摩市一ノ宮 
 
   
小野神社/武蔵国の筆頭神社 ▲眞明寺/高幡不動尊の末寺の一つ 
小野神社を中心に発展した町です
 『吾妻鏡』治承5年(1181)4月20日の項目に、一ノ宮が記載されているぐらい歴史のある村でした。文禄3年(1594)当時の村高は326石で、それ以外に一ノ宮大明神が15石の石高を所領していました。つまり一宮大明神(小野神社)が中心となって発展した集落でもあったのです。地名の由来も小野神社が武蔵国六所宮(府中市大国魂神社)の東殿第一位の座に祀られて、一ノ宮大明神と呼ばれたことによるそうです。
小野神社周辺に古い住宅が見られます
 いまは都心まで交通至便で、ベッドタウンとして発展していますが、小野神社の周辺は、古い民家がまだまだ残っています。といっても大部分が戦後の建物です。ごく普通の住宅地でもあります。 
感動度★
もう一度行きたい度★
交通 京王線聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩15分
 
 東寺方(ひがしてらがた)/多摩市東寺方
 
   
▲宝泉院/高さ10mの多摩観音 ▲石蔵や土蔵が点在します 
一区画あたり広大な旧家が目に付きます
 八王子市の寺方村と区別するために東寺方村としました。聖蹟桜ヶ丘駅から見ると、やや小高い丘陵地にあります。この丘陵地が昔からの市街地で、麓の小栗川沿いは新興住宅にあたります。丘陵地を歩きますと、左右に一区画あたりかなり広い旧家が連なっています。
●植栽や石塀の中から石蔵や土蔵が見え隠れします
 かつての豪農らしき切妻型屋根をのせた薬医門が目につきます。また石塀や植栽の向こうに、石蔵や土蔵が見え隠れします。住宅そのものは現代住宅になっていますが、それでもなんとなく風情を感じる町です。薬医門とは2本の本柱の後に控え柱2本を立てて切妻屋根をのせます。屋根全体の重量は4本で支えます。 
感動度★
もう一度行きたい度★
交通 京王線聖蹟桜ヶ丘駅からバスで東寺方下車すぐ