高石市(たかいしし)

○羽衣(はごろも) 
 
「白砂青松」の風光明媚な海岸線
 堺市の浜寺から高石市の髙師浜まで続く海岸線は,いわゆる「白砂青松」の風光明媚な景勝地でした。それは幕末期の植林,さらに明治に入って防風林の役割を果たしていたのですが,明治6年(1873),自然保護のため浜寺公園になりました。
都市近郊の別荘地や高級住宅地として開発
 その後南海電車の開通とともに,南海土地建物(株)が設立。別荘地,高級住宅地として開発されました。いまは自然海岸は失われたものの,浜寺公園の豊かな松の綠を借景とした住宅地は,閑静な雰囲気を醸し出しています。地名の由来は、かつて“羽衣松”と呼ばれる松があったとされています。
 
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 もう一度いきたい度★
 交通 南海線羽衣駅から徒歩5分


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