大正区(たいしょうく)

○三軒家(さんげんや)/大阪市大正区三軒家西 
 
江戸時代は水運の要所
 古くは三軒屋とも書いたとか。もとは姫島、丸島などと称された木津川下流の小島でした。慶長15年(1610)に木津村の中村勘助が開発したと伝えられています。つまり徳川幕府が始まった当初というから、歴史は古い。ただし開発年代は正保4年(1647)という説もあります。下流域だけあって、水運に恵まれており船番所ができるなど、交通の要所となりました。漁業も盛んになりました。一方、廻船問屋など商家も集まり、遊郭もできました。
非戦災地区で棟割り長屋が続きます
 いま、大阪でよく見かける棟割り長屋形式の町家が多い。戦災にあうこともなかったので、古い家屋がまだまだ残っています。 
感動度★
 もう一度行きたい度★★
 交通 JR大阪環状線大正駅から徒歩10分
 

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