中原区(なかはらく)

○小杉(こすぎ)/川崎市中原区小杉陣屋町 
 
中原往還沿いの宿場町
 江戸時代の初期,江戸に入る場合,中原往還(現・中原街道)を利用していました。家康も入封するときに使いましたが,海岸に近い東海道が整備されると同時に,衰退していきました。天保9年(1838)にはとうとう旅籠も髪結,湯屋も各1軒に激減。
わずかに残る古民家
 東京から丸子橋を渡った所にある宿場町ですが,交通量は極めて多いのが特徴。また幾つかの寺院や古民家が点在しています。北条時頼にまつわる伝説のある西明寺付近は,道路がカギ字型になっており,防衛のための工夫なのでしょう。
 地名は、小字に榎戸というところの古木を目印にするためか、旅人が「小杉の榎戸」と呼んだと伝わります。 
感動度★
 もう一度いきたい度★★
 交通 東急東横線新丸子駅から徒歩5分