小平市(こだいらし)
小川(おがわ)/小平市小川町 | |
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▲街道沿いの両側に旧家の屋敷林が続きます | |
●巨大な屋敷林の光景に武蔵野の面影を見ます 江戸の初期に開発された村です。青梅街道の開通とともに石灰輸送の取り次ぎ駅として、明暦2年(1656)の岸村の土豪・小川九郎兵衛が開発しました。地名の由来も小川の名前からきています。東西に青梅街道、南北に鎌倉街道が通り江戸の初期は、物流の要衝でもありました。名主も小川氏の世襲で、臨済宗小川寺と曹洞宗妙法寺は小川氏の開基と伝えられます。 ●街道沿いに短冊状の区割りが残ります さて、青梅街道沿いに歩くと、両側に細い路地がまっすぐに伸びているのが見られます。江戸時代、土地を短冊状に区画して開墾。そこに石灰輸送で働く人たちを住まわせたのです。さらに気がつくのは、屋敷林があちこちに見られ、なかをのぞくと入母屋造りの主屋が建っています。そして屋敷の背後に広大な畑が広がるのです。いわゆる小川新田です。いまも江戸時代の区割りは生きていますが、ほとんどが宅地開発が進んでおり、住宅地に変貌しています。それでも武蔵野の面影を感じることができます。 |
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感動度★ もう一度行きたい度★ 交通 西武国分寺線小川駅から徒歩20分 |