泉大津市(いずみおおつし)

○泉大津(いずみおおつ)/泉大津市本町 
 
   
▲防火壁を意味する袖壁も見られる  ▲虫籠窓や出格子の続く町並み 
   
 ▲ノコギリ型建築の旧紡績工場   ▲現代でも稼働している工場もある 
   
▲鐘楼門が珍しい寺院も見かけます   ▲古民家を改造して店舗に活用 
毛布発祥のノコギリ型屋根工場
 旧紀州街道に平行して走る浜街道沿いには,多くの町家建築が残されています。それもいろいろな時代にまたがっているのです。なかには毛布発祥の地としてふさわしいノコギリ型屋根工場が幾つか残っています。実際に使われていたり貸しホールになっている工場もあります。
古民家の博物館のよう
 虫籠窓,出格子,白や黒の漆喰塗りの壁面のある古民家がぎっしりと詰まっています。さらに鐘楼門のある寺も幾つか点在し,町全体が古民家博物館のようです。十分に重要伝統的建造物群保存地区の資格がありますが…。ところで地名の由来は、古くからの地名の大津に、和泉を意味する泉を付けたことによります。
大規模な都市整備事業が進みます
 しかしながら泉大津駅周辺の大規模な都市整備事業が着々と進んでいます。古民家の密集地帯を一気に改造しようという計画です。「おおつと育むあたたかい暮らし」をコンセプトに、オシャレな飲食店街ができつつあります。
ただ歴史的建造物は少しでも残してほしいと思います。 
 感動度★★★★
 もう一度いきたい度★★★
 交通 南海線泉大津駅から徒歩10分


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