池田市(いけだし)
池田(いけだ)/池田市綾羽 | |
▲稲束家住宅(国登録文化財) | ▲吉田酒造(国登録文化財) |
●一時期、飛び火した応仁の乱で池田城が落城 戦国時代、池田氏の本拠地として知られていましたが、いつ頃から関係があったかは不明です。守護・赤松氏から半済地(はんぜいち)を給付されるなど、南北朝時代からその活動が見られました。しかしながら応仁の乱が各地に飛び火しだし、摂津国でも西国の雄・大内政弘が上洛するにつれ、戦火が拡大。一時期、池田城が大内氏に攻め落とされましたが、後に奪還します。 ●地名の由来は「池田氏」か「伊居太」か? ところで池田の地名の由来ですが、室町時代に池田氏が一円支配したからと言うのが有力なようです。しかし当地を伊居太(いけだ)の里と称したのが転訛したとか、川辺郡小坂田村にあった伊居太神社を当地に遷座したからともいわれ、詳細は不明です。 ●造り酒屋を中心に形成 江戸時代は諸街道が集まる交通の要衝で,しかも物資の中継地として賑わいました。特に酒造業は明暦3年(1657)には42軒が記録に残っています。古い町並みはこれら酒造メーカーを中心に形成されており、よく保存されています。 |
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感動度★★ もう一度いきたい度★★ 交通 阪急電車宝塚線池田駅から徒歩10分 |
室町(むろまち)/池田市室町 | |
●最古の郊外型分譲住宅 明治43年(1910)に阪急電鉄(当時箕浦有馬電気軌道)が日本で最初に開発した郊外分譲住宅です。2万7000坪,200戸の規模でした。交通にも便利で自然環境も優れていました。しかも当時,各戸に電灯と水道を供給した理想的な住宅地でもありました。さらに文化的,社会的な施設も建設されていたのです。 ●1戸あたりの面積が広くゆったりしています 歩いていますと,1戸あたりの面積が大きく,かなりゆったりと建てられています。ほとんどが建て直されているものの,かなりの高級住宅地としての風情を保っています。地名の由来は、呉織姫(くれむろ)・穴織姫(あやむろ)という塚が、のちに「梅室」、「姫室」と呼ばれ、この「室」が地名になったとか。 |
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感動度★★ もう一度いきたい度★★ 交通 阪急宝塚線池田駅から徒歩10分 |