藤井寺市(ふじいでらし)

藤井寺(ふじいでら)/藤井寺市藤井寺 
 
古代歴史の発祥の地
 この町は史跡や古墳が多く,古代文化発祥の地ともいわれるくらいです。葛井寺(ふじいでら)は百済系支族で7世紀に建立されました。戦国時代には,観音信仰の普及期に西国霊場第5番札所でもありました。江戸時代、元禄年間(1688-1704)から幕末にかけて、西国三十三カ所参りが流行しました。藤井寺(旧名・剛琳寺/ごうりんじ)南門前には、参拝客用の旅籠が10軒ほどでき、門前町として賑わいました。
西国三十三ヵ所の4番-5番-6番が「巡礼街道」
 周辺には和泉の第4番札所・槇尾寺とも結ばれ、さらに6番札所・壺阪寺とも結ばれ、「巡礼街道」と呼ばれ、多くの人々が押し寄せ、大変な賑わいを見せていました。また平野から竹ノ内街道につながる古市街道の一部も通り,街道集落として栄えました。
 板塀と白壁の蔵造りは,当時の面影を残し,歴史を感じさせます。藤井寺といえば、かつてプロ野球・近鉄バッファローズの本拠地であったところです。 
 感動度★★
 もう一度いきたい度★★
 交通 近鉄南大阪線藤井寺駅から徒歩8分


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