日野市(ひのし)
日野(ひの)/日野市日野本町 | |
▲JR日野駅/昭和12年(1937)移転開業以来の入母屋造りの駅舎 | ▲日野宿本陣/都内で唯一残る江戸時代に建てられた本陣建築です |
●甲州街道の宿場町 江戸時代、甲州街道の宿場町。しかし両隣に八王子宿、府中宿という大きな宿場があったので、荷物や馬など物流の取り次ぎをする程度でした。それでも多摩川の渡しの経営を任されていました。特に日野の渡しが定められたのは貞享元年(1684)のこと。甲州街道の道筋が変更になり、渡船場が万願寺の渡しから移されたのです。当時の幕府は日野の渡しは江戸の防衛線であると考えていました。 ●農閑期は養蚕や青梅縞織りに従事 ところで江戸時代は日野本村と称し、村高も2000石を越える大きな村でした。江戸末期には450軒もの家があったとか。村民の農閑期は、男はわら細工、薪ごしらえ、女は蚕、糸取り、木綿や青梅縞(おうめじま)織りに従事し駄賃を稼ぎました。青梅縞は縦糸に絹、横糸に木綿を使用する絹綿交織りのことを指します。 ●「新撰組のふるさと」で町おこし いま街道筋を歩きますと、石蔵などが点在する程度でほとんど古民家は見られません。そのかわりに「新撰組」に関する幟があちこちに立てられています。日野は土方歳三や井上源三郎の出身地で、「新撰組のふるさと」で町おこしを行っています。 |
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感動度★ もう一度行きたい度★ 交通 JR中央線日野駅から徒歩15分 |