羽村市(はむらし)

 羽村(はむら)/羽村市羽東
 
   
▲奥多摩街道などの街道沿いに、旧家と思われる土蔵が点在しています 
   
▲阿蘇神社/羽村で最古の神社   ▲禅林寺/山門は文久2年(1862)築
   
▲玉川上水羽村陣屋跡/陣屋門のみ  ▲玉川神社/明治10年に小学校開設 
   
▲禅福寺山門/茅葺きの薬医門  ▲一峰院の鐘楼門/江戸末期の建立
   
▲旧下田家住宅/羽西にあった家屋を羽村市郷土博物館に移築復元
意外にも社寺など文化財の多さに驚きました
 古くは葉村あるいは羽衣の里とも称したそうです。また武蔵野台地の西端、もしくは三田領の東端にあることから端村と呼ばれたとか。よくわかりません。人口は6万人弱で、都内では狛江市、国立市に次いで3番目に小さい。こんな小さい町が、一躍有名にしたのが、承応3年(1654)玉川兄弟が、玉川上水を開削。この地に2カ所の水門を設けて上水取口としました。幕府直轄の普請方同心の水陣屋も置かれました。明治、大正、昭和とその役割は徐々に小さくなりますが、「玉川上水開削の地」として、いまでも訪れ人は絶えません。
映画やドラマのロケ地として登場
 歩いてみてわかるのは、多摩川に向かうにつれ坂道が急になることです。そして旧家と思われる屋敷が点在し、土蔵も見られます。台地の端っこ「端村」と書くと理解できます。しかし意外にも神社仏閣も多く、文化財クラスも多い。近年、ドラマや映画、CMなどの誘致に力を入れており、朝ドラ『半分、青い』、『刑事7人』、『祈りの幕が下りる時』など年間30件近いドラマ撮影が行われています。
感動度★★
もう一度行きたい度★★
交通 JR青梅線羽村駅から徒歩20分