五泉市(ごせんし)

○五泉(ごせん)/五泉市本町 
 
   
▲旧(資)五泉吉田銀行(大正8年)  ▲1階の庇が長く突き出しています 
コロコロ変わる藩政と距離を置く商人たち
 江戸時代から三国街道の宿場町でしたが,六斎市など在郷町として発展しました。おもしろいのは、この地も幕府領や高田藩、白河藩、沼津藩、村上藩などが入り乱れるように領主は変遷。最後は村松藩で幕末を迎えました。これだけコロコロと藩政が変わりますと、商人たちは一歩後ずさりするもの。政治との距離を置こうとします。そして自らの力で商圏を広げていきます。それは明治維新後も変わりません。
●広大な吉田家住宅内に古民家群
 大庄屋の吉田家が,大正8年に五泉吉田銀行を設立,それまでの明治35年創業の五泉吉田合資会社の業務を継承。その銀行も大正12年,新潟銀行に併合。薬医門のある吉田家の邸宅内にはには多くの古民家が見られます。
 
 感動度★
 もう一度いきたい度★★
 交通 クルマは第四銀行五泉支店に停めました